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オーダーメイドの話 | FURUSU-古巣家具 - Part 4
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テラスのテーブルとチェアー

テラスでくつろぐためのテーブルセットが欲しいと注文がありました。 庭を見ながらゆっくりするためのテーブの依頼です。                     椅子はオリジナルの物を注文して頂き、それとあったテーブルも特注で作ってほしいとのことでした。 家の中でも使えるようにしたいという希望で、簡単に持ち運びできやすものを意識しました。 材は椅子と同じタモを選択。 使う材を出来るだけ薄くしするこを提案しました。 薄くなる分、軽くはなるのですが、それだけ強度は低くなります。 強度を落とさないようにするには、木組みだけでは不十分だと感じ、 金物を隠れた場所に使っています。 本来の、ホゾとホゾ穴で組む木組のこだわりは捨て、外でも長く使えるように意識して作りました。                   天板厚みは20mm。                       脚の厚みも幕板も、できるだけ薄くしてキャシャに。                       無垢材のごつごつした感じを薄くする事で、なくしています。 塗装は、外部用の強めの塗料を塗って仕上げました。 首を長くして、家具が届くのを待っていただきました。 「これで、ゆっくり外でお茶ができます。家の中でも作っていきます。」と言って頂きました。 長いことお待たせしました。注文ありがとうございました。  ...

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タモ材のリビングセット

退職を機に念願だった平屋を建てる方から、ローテーブルと 一人掛けソファー、三人掛けソファーのリビングセットのオーダーを頂きました。 希望は、無垢材の重厚感が感じられる物で、部屋に合うようにしてほしいとの事でした。 フローリングが、タモだたので、家具もタモで統一する事に決定しました。                     リビングテーブルは厚みのある板を二枚剥いで、天板を作っています。 お孫さんがあたっても危なくないように、角はできるだけ大きく丸めにしています。               「無垢材の質感が好きで、できるだけ触れていたい」ご夫婦たっての要望でした。 なので、各部材を大きめして、無垢の素材感が引き立つようにしました。 特に肘掛は直接触れる個所なので、バランスが取れる範囲まで面積をできるだけ大きくしました。 座面は深めに、幅も広めにしてゆったりできるサイズにしています。 こういする事で、頑丈でゆったりした仕上がりになります。 ファブリック(布地)はストライプの入ったデザイン、奥さんが選んだ物です。     制作中の画像です。 3人用ソファー、 クランプで組立て。               背面 格子状に組んで、ます。 これから、クッションを入れて最終チェック。               一人用ソファー 組み立て中。 肘掛けRになっています。                脚は、回転金物を取付て、 動き易いように。                 背面 クッションを入れて最終チェック。                   リビングセットが完成。 納品時に、とても喜んで頂きました。 「期待以上に良いね、一生大切にしいきます」と とてもうれしい言葉をもらいました。 シンプルで、スタイリッシュなデザインが好まれるなか、 今回はその逆に、無垢の素材感を出した家具 を意識しました。 制作、完成まで余裕があったつもりでしたが、 ぎりぎり家の完成見学会に間に合いました。 このリビングセット、結構好評だったみたいです。 この度は、ご注文ありがとうございました。  ...

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無垢材のキッチン (後編)

栗のキッチンと収納棚のオーダーメイド。 使いやすさにこだわって、ようやく完成。 ヒヤリングからはじまり、デザイン、制作まで普通のオーダー家具と 違って、随分と長くかかってしまった。でも完成してしまうとあっと間だったかな。                             がス、水栓、電機の工事も、無事終了。 天板幅が3m,奥行きが70cm,の大きなサイズなので 部屋を圧迫するかなと少し不安だったけど、ぴったり納まったので安心しました。       吊戸棚は5枚開き戸。 モールガラスを使って、中の物がうっすら見えるように。 ヒヤリングの時、ご主人が気にってくれた七宝柄を デザインに取り入れてみました。             暗くなっても調理しやすように 吊戸棚にLED照明を埋め込みました。               シンクの下には大きな収納スペース。 瓶を多く使われる奥さんのため、 開け閉めするたびにズレて動かないように、 滑り止めマットを敷いています。             立ち仕事の負担を軽減してくれる、もたれかけの バーをシンク手間に付けました。                   取手は特注オーダーで、 鉄作家さんに作ってもらいました。 栗のキッチンにぴったりマッチしてます。               納品時、とても気に入って頂きました。 でも、キチンは大きな作業台。 しばらく使って見て、また感想を教えてくださいと お願いして一月後に、使い勝手について 聞いてみました。 「とても使いやすく、気に行っています。 デザインも良く、家族や友達にも好評です。 本当にいいものを作っていただきありがとうございました。 あとは、壁のタイルを早く張って完成させたいです。」       嬉しいお言葉ありがとうございます。 初めてのオーダーメイドキッチンにも関わらず注文してくださり、ありがとうございました。 今回を機に、キッチンについて多くの事を学ばせて頂きました。  ...

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無垢材のキッチン (前編)

「キッチンを作ってもらえませんか?」 ホームページを見て気に入っていただいた方から依頼がありました。 いつかは作ってみたいと思っていたけど、これまで機会がなくオーダーキッチンは初めて。 キッチンは、オーダー家具とは違い、色々な物が組み合わさってできる言わば作業台。 シンク、天板、水栓、コンロ、オーブン、レンジフード、食洗機、照明などなど、知っておく事が山ほどあります。 使う方の、キチンライフも把握しておくことも重要で、既存の調理器具はじめ、調味料、食器、キッチン必需品などが どれだけあって、どこに収納しているのかまで知っておく必要です。 いいキッチンとは、快適なキッチンライフが演出できるかどうかだと思っています。 それが、自分にできるか正直不安でした。そこで、すぐに注文ではなく、何度かヒヤリングをして、 要望を形にしてオリジナルキッチンを提案させてもらいました。 依頼内容について。 ・キッチンは壁に面しておくI型でその上には収納キャビネットを。 ・できるだけ多くの物が収納できるよう、収納スペースを大きく。 ・流しはできるだけ広いものにして作業しやすいように。 ・材は水回りに強い木で、キッチンデザインはおまかせ。 ヒヤリングをしていくうちに、理想なキッチンが見えてきました。 特にこだわったポイントは、 奥様が調理のプロの方だったので、普通よりも多くの調理器具や調味料を使われていました。 そこでオーダーキッチンでは、それらが全て収納でき、簡単に取り出せるようにすつため、 調理中の動線をふまえて、収納スペースを設けていきました。 設計とデザインでOKが出て、制作開始です。 材は、水や湿気に強い栗。木目の動きが力強い木です。     倉庫にあった大きな栗材。 かれこれ20年近く寝かせたままだったので 表面の色が変わってしまっていた。 一部を削って、木目をチェック。               次に引出し前板の木取り、墨をして何度も寸法チェック。                           墨の線を、割っていきます。         木目が揃った前板の木取りがなんとかできた。 それにしても、木目の勢いがすごい。                       ボディーフレームに使う栗。 乾燥状態によっては、真っ二つに割れてしまう栗。 豪快な割れ方、ここまでくると気持ちいい割れ方。 ピース。                 本体をフレームを組んだところ。 シンク、コンロ、食洗機が無事に納まりますように。               完成は次回のブログ後編へ                      ...

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ウォールナットの本棚

洋書も置けるブックセェルフのオーダーメイド。 WEBからご注文を頂きました。 初めに、家具のイメージを提案してもらいそこから デザインとサイズを練っていきました。 まず、どんな本を置かれるの聞くと 洋書を置きたいとのことでした。 洋書の規格サイズと日本のサイズを比較してみると、 わずかな違いがあります。 書も、どちらも置けるよう提案して棚の間隔を決めました。                         本棚はデザインはある程度決まってしまいます。個性はだせないし、あまり求められない家具。 でも、その制限の中にもオリジナルな物作りをするのがオーダーメイドの見せ所。 天板から上の棚まで、側板た斜めにカットしました。 角度をつけることで、のっぺりとした形がシャープに変わります。 作り方にも一工夫。 天板と側板は組み継という木工技法を使い、一部を蟻加工にしています。 こうすることで、家具を頑丈にして、板の反りを抑えてくれます。                 初めは、チークかウォールナットか迷われていました。 最終的なには板目が特徴的なウォールナットに決定。 棚の材料には無垢材ではなく、突板を使う選択もありましたが、 お客様の希望で、総無垢材で制作しました。                           組立後に、底板の裏に完成日とロゴを焼印して完成です。 そうだこの日はワールドカップブラジル大会の開催日。 将来この日付を見てくれた方は、そうな事を思ってくれるかなと想像しながら焼印しました。                         お客様からの感想と画像が届きました。                         「お世話になっております。 本日本棚が届きました。 シンプルでありつつしっかりとした存在感があり非常に気に入りました!! いろいろ細かい部分まで対応頂きありがとうございます。」 気に入って頂き、こちらもうれしいです。 本棚でありながら飾り棚になっているところが素敵ですね。 この度は、ご注文ありがとうございました。        ...

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学習デスクセット LEDライト内臓

学習デスクセットのオーダー。 永く使えるようにデザインしました。 この注文は姪っ子が小学校入学のお祝にもらった注文です。 デザインはおまかせで、大人になってもずっと使っていける机が欲しいということでした。                 永く使える学習机を意識して、一般的な学習デスクの形を 意識せず、シンプルで機能的な物をめざしました。   材は栓。原産は北海道。 淡白く、木目がケヤキに似て綺麗。                   制作前に、姪っ子本人から、どんな机が欲しい?か聞くと 横にランドセルがかけれて、鍵がついた引き出しがいいとのこと。了解です。     左の引き出しにレトロ風な鍵と両サイドにはフックをつけています。             学習机にはライトが必需品。 そこで、棚の中にLEDライトを取り付けました。こうすれば見た目もすっきり。     仕切りについている突起物は、スイッチで調光できるものを選びました。                 棚内部に配線を入れ突板で閉じています。右に回せば光の量が調整できるようになってます。             部屋を暗くして撮影。 天板全面が明るくなります。これで、夜も集中して勉強してくれるはず。                           本の置き方を自由にするため、ブックエンドの位置も調整できるようにしています。     後ろのネジを緩め好きな位置に動かせるようになってます。             ワゴンも、机と同じ栓の木を使用。 上段、中断、下段と入れる物をだいたい決めてサイズを決めています。                 半年前にもらった注文に、色々忙しく入学までに完成できなく、 ゴールデンウィークまで待ったもらうことに。 「ごめんね遅くなって、でも頑張って作ったからしっかり勉強してね。」 「ありがとう、でも椅子はどこ?」 「えっ椅子も!?」 そうか学習机セットって椅子もいるのか、勘違いしてた。 椅子は、もう少し時間を頂戴ね。 いつになるかなぁ。           ...

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木目スツールができるまで

ホームページから、木目スツールの注文を頂きました。 キッチンカウンターで3脚並べて使用したいとのことでした。                     オリジナルの木目スツールは、腰掛け用に作っているので 一般の椅子に比べて少し小ぶりサイズ。でも今回ご注文を頂いた方は、 食事の時に使いたいとのことだったので、サイズを少し大きくして作る事にしました。       右がスツールが今回のサイズオーダー品。           木目スツールができるまでを、今回の注文をきっかけに記録したので、ざっくりですが紹介します。     材料は、国産材の栓。ハリギリとも呼ばれている。 木目はケヤキに似てはっきりしていて、色は白いのが特徴。 今回は3脚並べて使用するので、木目が揃うよう木取りします。               木取りして製材したところ。木目が並んでいるかチェック。                     ホゾ穴の墨を付けて、角ノミ盤で掘っていきます。 脚の角度が、少し外に傾くので材を傾けて掘っていきます。                         座面に曲線をつけるための墨出し。 型を使って曲線の墨をつけます。 今回は特注サイズなので型も新しくつくりました。         クデ切り機という建具を作る時に使う機械で 座面の曲線を荒取りしていきます。                 座面が階段みたいになります。                   ここから体力勝負。手加工で曲線を少しずつ仕上げていきます。 気合を入れてなめらかなカーブになるまで削っていきます。                   使用する鉋は、底が丸くなっている反り鉋。 いくつか鉋を使い分けていきます。                     こんな感じになります。                   次は、脚の加工です。 脚にホゾを付けたところ。                 テーパーにして、そこから丸くしていきます。 座面の加工同様に、ここからは手加工。 腕の筋肉がパンパン。 休憩して削ってを繰り返しようやく形になります。         鉋加工が終了。 鉋屑がすごいことに。                 座面と脚は地獄ホゾ。 写真は試作品で、ホゾのきき具合をチェック。 ちなみに、地獄ホゾとは一度は入ったらねけ出せなことから 名づけられているみたい。なるほど上手いネーミングだ。                   組み立て、接着です。 ここから、サンダーをして塗装します。                       最後に、座面裏に焼印です。 完成した日づけと、並べたときの順番も付け加えました。             シンプルなスツールでも完成までには幾通りの加工があります。 商品到着後に「めっちゃいいです。」と喜びの感想を頂きました。 ご注文ありがとうございました。    ...

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まるいダイニングテーブル

円形のダイニングテーブルの注文を頂きました。 キッチンで料理して、振り返ってすぐに仕えるテーブルが欲しいとのことでした。 少し狭い空間なので、四角のテーブルだと、動線に滑らかではありません。 そこで天板を丸にすることに決定。 角ばったとこを無くすことで、見た目の圧迫感もなくなります。 狭い場所で人の通りが多い場所には丸いテーブルはお勧めです。 「オーダーして良かった、大切に使っていきたい」と喜びの声を頂きました。 注文ありがとうございました。 ...

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コナーキャビネット 

居間のコーナーにおく、キャビネットです。 お世話になっている工務店さんからの注文で、建具一式と一緒に注文をいただきました。 材は部屋のアクセントにしたいという事で落ち着いた色のチークに。 開戸のパネルもチークの無垢材を使い鏡板にしてはめこみました。 チークは強度が強く油性分が多く独特の艶があり木材の王さまと言われるほど。 でも加工が厄介。 シリカという石灰質を含んでいるため、すぐに刃物が駄目になってします。 特に鉋類はすぐに切れなくなってしまう。 作業が終わると当然、使った機会や道具類は全て刃物を研いで新しくします。 いいものには癖があるってこういう事かな。 ...

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収納たっぷり、米松のデスク

お世話になっている工務店さんか作りつけのデスクと椅子の注文です。 材は柔らかい色の米松の板目。パソコン用デスクに使うい収納スペースをできるだけ設けてほしいとのことでした。 使ってないときは目立たないようにしてほしいとのことで、出っ張らない平らなデザインに決定。                       キーボード用の引出しと、作業に使う資料用の引出しをつけました。                           椅子の中にもたっぷり収納できます。                     出っ張らないデスクの完成。 目立たないように、活躍してほしいです。        ...

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