Get Social With Us
FURUSU-古巣家具 | 建具の話
112
archive,paged,category,category-112,paged-5,category-paged-5,ajax_fade,page_not_loaded,,vertical_menu_enabled,vertical_menu_transparency,vertical_menu_transparency_on,select-theme-ver-3.6,wpb-js-composer js-comp-ver-5.1.1,vc_responsive

黄金比組子。後編

完成!黄金比組子のオリジナルドア。 写真は取付後のもので、ご主人が撮影してくれました。 素敵な部屋の雰囲気にマッチしていて、良い感じに納まりました。 「和と洋、どちらにでも合うデザインで本当に注文して良かった」と高評価でこれまでの苦労が報われました。                           材料は米松。ドアノブは、ドアに合うように昔からあるタイプの真鍮製のもの。                           表と裏と両面に曲げ組子を入れています。                           当初はできるかどうか半信半疑だったけど、完成できてよかった。 曲げ木で失敗が続いた時は、できないかもと心が折れそうになったことも。 でも、注文主の期待に応えることができて本当に良かったです。 今回えた経験は、今後に活かせそうです。 ご注文ありがとうございました。      ...

Read More

黄金比組子。前編

ダイニングの改装にともなって、ドアのオーダーを素敵なご夫婦から頂きました。 ヒヤリングでは、具体的な要望はなくこちらから提案して決めていくことに。 そこで、好きなインテリアや好みのイメージなど聞いて、自分なりに部屋の雰囲気に合うデザインを提案しました。 そこで気に入ってもらったのが黄金比の図を取り入れたデザイン。 ※黄金比とは自然界に隠された不思議な比率で、オーム貝の渦模様やシダ植物の渦巻きの黄金比は有名です。 人にとっても最も美しい比とされており、絵画や建築物に使われているようです。 1:1.618の長方形を正方形に分割していき、その対角点を曲線で繋げものが黄金比の図です。                   ドアのデザインはこの図を四つに合わせています。                                 実は、この案を提案したとき実際にこの形ができるのか半信半疑。 そこで、完成までしばらく時間をもらい、試作から挑戦することに。 なんといっても、難題はRが徐々に小さくなっていくのをどのように割れず曲げるのか。 しかも材は、曲げ木に適しているとは言えない米松です。 そこで曲げるために治具を作って、材を蒸して早速トライ。                       予想どおり、上手くいかない。小さいRは割れ、大きなRはなんだかいびつ。 そこで、材の蒸し方を変え、アイロンとアルミホイルを使って蒸すことに。 この方法だと、蒸し機に入れて治具にセットするよりも、材の乾燥を抑えてくれ 曲がるまで材を蒸した状態に保ってくれます。 (この方法は、アイロン曲げと言って兵庫の木工作家さんが考えられた方法です。 すごいアイディアで、シンプルな方法なのに成功率は高く、曲げ木の可能性が広がる。すばっらしいアイディア) 治具を改良して、アイロン曲げでトライ。                                     最初よりは、だいぶ曲がるようになったけど、やはり割れが数か所でてしまう。               また、治具の作りなおし。もっと正確に綺麗に曲がるように工夫しないと。 ピンを差して曲げることを辞め全て面で抑えて曲げを形作る事に。 何度かトライして、どうにか曲がるようになったけど、やはり割れがどこかで出てしまう。 どうやら問題は曲げる方法にあるようなだ。 もう一度、曲げ木の基本に戻って考えると、太い材を曲げる時に使う鉄の帯板を 2回転するような曲げ木に鉄の帯板を使うのは 困難と勝手に判断していました。考えを改めて思いついたのが結束用PPバンド、 これなら自由な形に沿わせて使えるのでは。                             熱いうちにいっきに曲げないと、綺麗に曲がらない。 治具を回しながら曲げていきます。                   全部が成功するわけではないけど、成功する確率が高くなった。 蒸しの時間を変えてみたり、できるだけ目が真っ継ぐな材を使うなど工夫して、 どうにか理想の形に曲げることに成功。                       一晩、治具にセットしたまま乾燥させて、枠に組んでいきます。 綺麗に曲げるまで、苦戦したけど最終的に曲がってよかった。 曲げ木でそうとう時間を使ってしまった。ドアの制作を急がなくては。。             ...

Read More

無双窓の開戸

  古くからある木のブラインドの無双窓がついた建具。                           ガラスがない時代、窓代わりとして使われた窓で、板をスライドすることで 開閉する仕組みです。古い建物ではまだ見かけることも。 日本最古の芝居小屋、旧金毘羅大芝居の金丸座に行ったとき、化粧室の通路に も使われいるのをみかけました。 そんな、無双窓を開き戸に入れ込んだ建具です。 作ると時に、特に気をるけるのが無双窓のスライド加減、 戸自体を開け閉めするときは無双窓がぐらつかいように、 でも無双窓を動かすときはスムーズにスライドするように丁度な加減が難しい。 一度組んだら調整ができないんでね。  ...

Read More

杉板の赤身と白身

杉板を入れた建具で悩むこと。                           杉板の芯材はだいたい赤と白が混じってあって、 並べ変えながらどうしたらバランスがよく見えるのか、考えてしまう。 まず木の表と裏をどちら側にするか。 木表は目が奇麗で仕上げりもいいのに比べ、木裏は湿気に強い特徴を活かし、 浴室や外部に近い場所だと木裏を、人目につく場所や物入れなどは木表に統一します。 次に自然な木目を並べるのに一苦労。 縦に使う時はまだいいのだけど、横に使う時は難しい、2枚引き違い戸なら、なおさら悩んでしまう。 できるだけ上から下に濃くなっていくようにすれば、バランスよくおさまるかなと。 一見派手な赤と白の混じった杉板の建具が和風建築にぴったり合うのは不思議です。...

Read More

倉敷の格子

完成前の格子。                           クランプで接着してます。完成したら取付に行きます。 倉敷ではよく見る格子、古い民家によく会いますが、新築での注文もありモダンな家にもマッチするんです。 地方によって少しずつ形が異なるようで、倉敷の格子は親付切子格子といわれ、 太い桟の間に短くて細い桟が入ります。写真は4本ですが、倉敷格子の短い桟は3本です。 旅先で色々な格子を見るのもたのしいですね。    ...

Read More

新築建具のコーディネート

新築を建てる方からの依頼で、建具一式の制作依頼がありました。 デザインは既存のものではなく家の雰囲気に合うオーダーメイド希望で、 和室意外はウォールナットでまとめたいとのことでした。 着工までに時間の余裕があったので、要望を聞きながら、 打ち合わせを何度か交わして好みのプランができましました。 新築の建具コーディネートは施主との打ち合わせだけでなく工務店との打ち合わせも重要になってきます。 できることやできないこ、また工期についても細かく前もって計画しておく必要があります。 玄関や勝手口のアルミサッシ以外のすべての建具のデザインと制作をおこなうので、 要望にプラスして使い勝手と部屋にマッチするかどうかを気にしながら進めていきました。 和室とダイニングの境の建具です。 ダイニング側は、ウールナットで和室は白木でないとマッチしません。 そこで、それぞれ半分ずつを張り合わせることに。 上の写真はダイニング側、下は和室側です。 廊下を使わなくなった現代の間取りに合った建具ですね。 和室はモダンな感じに。吹き寄せ障子という縦二本の組子の中に 一本追加してその中を三角形に組み菱型を作りました、ダイヤモンドに見えるかな。 その他の建具は、ウールナットの突板で制作。明りまでが必要な個所にはスリガラスを入れてます。 注文から、家の完成までながいお付き合いになりました。 シンプルで、少しだけアクセントなる業が見れるよう心がけて作りました。 施主の方から、完成後に報告がありうちに頼んで良かったと言って頂けました。 作り手として最も嬉しい言葉です。注文ありがとうございました。...

Read More

杉板の引き違い戸

既存建具が古くなったのでやり替えをしたいとのことで, 門の引き違い戸の依頼がありました。形も以前の物と同じく杉板を使い、 赤味と白木が混じった純和風の建具になりいい感じです。 取り付け時に会った屋根の施工業者さん、 暑くてたまらんと大量に汗をかきながら作業していました。 これだけ暑い夏、毎日外で働く方には頭が下がります。...

Read More

ステンドガラス風なガラス

ステンドガスを使っ建具をよくみかけるようになり、注文も一昔に比べれば急増中。 しかし、アンティーク物は、取り扱いが難しいくなります。 一度、古いステンドガラスを建具に入れる作業で、 古いフレームを外したらそのまま鉛ごともげてしまった経験があります。 それ依頼、持ち込みの場合が割れる可能性があることを了承してもらっています。 写真の建具に入っているガラスはステンドガラスに見えて特殊加工されたガラスです。 各メーカーがステンドガラス風な装飾ガラスを豊富に扱うようになりました。 利点は、割れにくい事、色彩とデザイン性が増えた事、もし割れた時に交換ができる事、 そして何よりステンドガラスに比べて安い事です。 鉛のないガラスなので自由なサイズカットできるのも制作側としてはとても便利。 でもアンティークのステンドガラスは他にないって事に貴重性がありい味わい深い魅力があるのですね。 ...

Read More

ハイロングな吊り戸

ハウスメーカーで新築を建てられた方から、リビングの建具をメーカー指定の既製品ではなく、職人が作ったものがいいと依頼がありました。 打合わせでは、通常のものより長い間口で、 作ってもらえるか心配そうでしたが特注品はうちの得意とすると ころ(そもそも全てが特注だけど)で喜んでお請けしました。 ただ心配なことが,開け閉め両方に吊り戸でソフトクローザーをつ けてほしいと。ソフトクローザーは吊り戸で使われれる金物で、 少しの力で静かに少しの力で自動で戸が閉まるものです。気にな るのは、重量指定があり、重たすぎるとそれが機能しなくなって しまう。タモの無垢材で長さが2m20ある建具となると結構な重た さになるとは想像つきます。そこで、できるだけ重量をつけない ように気配りしながら制作。結果、重量はオーバーせず範囲内に おさまりましたが、取り付けまで安心できません。納品時、開け 閉め両方ともスムーズに動くのをみてホットしました。施主の方 「理想の家になりました、建具をオーダーして良かったです」 こちらこそ、オーダーありがとうございました。...

Read More

丸窓のある建具

玄関の木製建具で、格子の中に丸窓をつけるという難題の仕事。 アルミサッシの建具では見たことあるけど、 実際木製で作るのにはどうしようかと先輩方に意見を聞いたりして悩みました。 先輩方に意見を聞いてみたりと、特に丸窓をどう作るかが難しくて、何度か試作してようやくできました。 それから、丸窓に合わせた格子を組みどうにか完成。 写真は丸窓と格子を固定しもの。 出来栄えはGOODで、心配していた丸窓と格子の継ぎ部分もきれいな状態で仕上がりました。 ...

Read More