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縁側の建具調整 | FURUSU-古巣家具
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縁側の建具調整

大広間の縁側の連なる引き戸調整。
家も、建具もだいぶ年期がはいってるので、スムーズには動いてくれません。

今回、修繕するのは全部で16枚。
そう簡単にはいかないと思ってたけど、想像以上でした。
まず、建具が外れない、こういう時はジャッキアップ。

床が沈んでる箇所は、床下からもぐっと上に持ち上げて、補強材で固定もしました。
何とか建具が外れた次は、ボロボロの戸車を交換して、ジャッキが無くても取り外してでき
スムーズに動くように削ったり切ったりして切り込んでいきます。

次の難関は、ガラスの隙間をどうするか。
建具に差し込んだガラスが、建具が歪んでしまい、隙間がいくつも空いている状態。
これだと建付けをいくら良くしても、隙間風が入ってしまう。

ガラスを外して、調整しようと思たら、ガラスを入れた箇所が分からない。
色々調べたら、縦ツカが抜ける仕組みになっていた。

この技術には、感動しました。今では上からガラスを落とし込むのが主流で、細工はほとんどしません。
誰も、気づかない地味な技術だけど、丁寧な仕事が伺えます。

結局二人がかりで丸二日かかりました。
動かなかった建具が、すんなり動くと気持ちいいもんです。