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オーダーメイドの話 | FURUSU-古巣家具 - Part 3
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チークのダイニングテーブル

「鉄を使ったテーブルが欲しい」と、お客さんの熱の入ったリクエストでした。 天板は重厚な感じのチーク材で、天板以外を鉄製にすることにしました。 これまでに取っ手や小さいパーツで鉄を使ってきてたけど、 大きなパーツを家具に取り入れるのは初めて。 鉄のパーツは、アイアン家具を作られている岡山市の鉄工所さんが、こころよく受けてくれました。 せっかくのオーダーなんで、オリジナルな物に仕上げようと思い、こだわってみました。 床に接触する箇所と、幕板をチークにしてみました。 真黒な鉄に、木材が加わることで雰囲気がだいぶ変わってきますね。 天板は耳と言われる木の曲線を残して自然な感じに。 写真手前のベンチは、アイアン家具のオリジナルベンチ。 よくテーブルと合ってますね。 注文ありがとうございました。 新たな出会いがあった仕事になりました。  ...

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一畳台

和菓子屋さんに置く一畳台。 茶屋でよくみる台の依頼で、畳一帖の大きさ。 シンプルな作りに見えて、頑丈にできてます。 材は杉で強くない素材。 接合部のホゾを長くして抜いて、強くしてます。 2台作り納品。さすが和菓子屋さんだけあって、この形は馴染むね。 天気の良い日は外に置いて、使ってもらうようです。 たくさんの人に座ってもらえよ。...

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木製サーフボード 後編

(続)ウッドボード作ってみました、いよいよラミネート。ここからは、専門の方に頼んで板をラミネートしてもらいました。 ガラスクロスを特殊な樹脂で馴染ませて、板を補強していきます。 ウッドボードらしく仕上げたいと、色々とこだわってくれました。 取り外しができるフィンにしよう思っていたけど、 固定のシングルフィンが良いとアドバイスしてくれ、フィン自体も木製の物を譲ってくれました。 足に巻くリーシュを板に付けるためのリーシュキャップというパーツ。 埋め込む予定だったけど、その方のアイディアでガラスクロス事態にリーシュを固定出来るようにしてもらいました。 おかげで、パーツの埋め込み穴を作らずシンプルなボードに完成しました。 ウッドボードをラミネートするのは初めてで苦戦した工程もあったそうです。 特に、杉のテール部分はなぜか綺麗に仕上がらず大変だったみたいです。 お手数をおかけしました。 さて、最後に空洞型ウッドボードにしないといけい工程が残ってます。 エアー抜き用の穴開け、できれば穴を空けることはしたくなかったのだけど。 ウッドボードを作られている方の意見を聞くと、 中の空気が気温によって膨張して 破損する恐れがあるので、必ず空けているとのことでした。 ここまで作って、壊れるのは嫌だ、空けるぞ。 空けた途端、板の中からエアーが抜ける音が「ボワッ」。 エアーが膨張していたのかも、空けて良かった。 空けた個所にオニメナットを打ち込んで、サーフィン中はネジで閉じて 使うようにします。 一応完成。 とにかく海に出して、浮くかどうか見てみよう。 波が無いけど、試乗してみました。 浮力があまりない、でも浮かぶことは浮かぶ。 僕は無理だけど上手い人なら乗れるかも、なんだか期待ができそう。 次回、波がある日にトライすることにして、 今回は息子に試乗してもらいました。 ...

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木製サーフボード 中編

(続)ウッドサーフボード作ってみました。 これから、予想がつかない作業で突板を3次元曲げて骨組みに貼っていきます。 海面側のボトム面は単純な曲線なので、比較的に楽に接着できました。 デッキ面を貼る前にサイドのレール面に補強材を入れていきます。 桐板をいくつも小分けにして接着。 サーフボードは緩やかな曲線で構成されていて、特に人が乗るデッキ面は 縦軸と横軸でカーブしているので、そこにうまく張り付けれるかが心配でした。 骨組みに確実に接着できるように、 左右に材を渡しそれをしわらせてクランプで止めます。 一発勝負で、もう後戻りできない。 どうにか無事に接着できたみたい、良かった。 次に、レールの補強材のはみでたところをカット。 これを、鉋や鋸で輪郭を作っていきます。 そのレールに化粧材を貼っていきます。さてどうやって貼り付けようか? 今度はクランプが効かない、色々考えてたら あっ、結束バンドが使えるかも。ぶっつけ本番だけどうまくいきますように。 接着後はこんな感じ。微妙な場所もあったけどどうにか着いた。 輪郭に沿って削っていきます。 いよいよ最終段階、ノーズとテールの化粧材を貼っていきます。 ノーズは二本に分け曲線にあうようにパーツを作成、これが難しくぴったりとした 形になかなか形成できない隙間が空かないように少し削っては確かめの繰り返し。 ノーズに接着したところ。 テールは一本の材で継ぎます。 ノーズとテールの輪郭を削り取って、ボード全体にサンダーをかけて仕上げます。 どうにかボードの8割は完成。 簡単にできるかなと思って始めたウッドサーフボード。 下調べから設計して仕事終わりにこつこつ作ってきてきました。 途中制作を中断したこともあり、気が付けば1年半も長い時間を費やしてしまった。 思っていた以上に難しく、作ってみないとわからい事が多かった。いい経験なったかな。 次の工程はラミネート、これは専門の方にお任せします。...

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結婚式場のベンチ

美観地区内の結婚式場のベンチ制作。 倉敷で活躍されているデザイン事務所から、結婚式場のベンチの依頼がありました。 同じ現場で建具の制作もしていたので、この注文を頂いたときはとてもうれしかったです。 制作数が20脚もあり、予算の関係など照らし合わせながら、素材やデザインを決めていきました。 材はニヤトー、別名「南洋桜」と言われ日本桜に似た素材です。 気にしたことは、サイズ。 20脚のベンチが、限られたスペースに設置して、 窮屈な場所なくスムーズな同線で動けるかどうかは、正直不安でした。 何度も、現場に行って採寸して確かめたけど、やはり設置するまで心配でした。 ベンチのサイズは大きく大、中、小と別れていて置く場所によってサイズがバラバラです。 計画通りできて、何事もなく設置ができました。心配していた同線も充分なスペースが確保できてます。 数日後には、初めての式の予約が入ってるとのこと。 幸せな舞台の一躍を担えて、こちらも幸せです。...

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タモのキャビネット

ダイニングに置く、キャビネットの注文を頂きました。 新築の時に建具の注文を頂い方から、小物が収納できるキャビネットが欲しいと依頼がありました。 要望は、引出しと収納棚があって、 なるべくでっぱりが無いフォルムで材は、建具と同じタモでということでした。 「でっぱりをなくしたい」というのは奥さん強いリクエストで、 取っ手やツマミをやめてました。 指がひっかかるように、角度をつけてます。 プッシュアップ式の押すと開くタイプの金物もあるのですが、打合わせでこちらの形になりました。 ツマミや取っ手がないことで、見栄えはすっきりしたデザインに。 納品時、「部屋に合った家具で、注文して本当に良かったです。大切に使っていきます」と ありがたい言葉を頂きました。 注文を頂いたのが繁忙期で、すぐに制作できず、長らくお待たせしました。 そういこともあって、喜んでくれるかなと少し不安でしたが、 喜んでいただき、ほっとしました。 注文ありがとうございました。...

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銀杏のテーブル

銀杏の木で大きなダイニングテーブルの注文です。 お世話になっている大工さんからの依頼で、 大家族用のダイニングテーブを制作しました。 材は、3年前に丸太のまま買った銀杏の木です。 節がありますが、その方が木の質感を楽しめると、銀杏の木に決定。 ブログにもその時の事を書きましたが、充分乾燥していて いつでも準備OKの材です。 デザインは、お任せで引出しをつけてほしいとのことでした。 サイズは指定で、大家族一同が一緒に食事ができるように テーブルの長さは2300mmあります。                 大きな丸太だったので、天板は2本の材を剥ぎました。                 引出しは、目立たないように幕板という天板すぐ下の 補強材に同化するようにしています。               隠れ引出し。                 組立が終わったところ、この後塗装して完成。 今回は着色希望なので、塗装屋さんが塗装して仕上げてくれます。 喜んで使ってくれるかな、家族皆が使ってるところ、想像するとうれしくなってきます。 この度はご注文ありがとうございました。    ...

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和風モダンなキッチンボード

キッチン周りの収納家具の制作です。 和風な感じの珍しいタイプのカップボードと炊飯機が置ける収納家具を作りました。  カップボードは中の物が見えるように、透明ガラスになっているのが一般的。 でも、今回のカップボードは、家の雰囲気に合ったもので、和風にしたいとの事。 デザインは、ほとんど決まっていたので、素材と作り方をどうするかを決めました。 材は、淡いピンク系の色をしている米松。 女性的な感じがして、キッチンにはぴったり。 枠には障子紙を薄いアクリル板で挟んだワーロンを使ってます。 水や、汚れに強いので、キッチン回りにはもってこいの素材です。   キッチンすぐ後ろのカップボード。 壁に固定します。                                       カップボードの下、食器棚。 天板は、作業してもOKな 熱や汚れに強い素材を張ってます。                     建具枠を細く薄くして、軽くしています。                           炊飯機と、電動ポットが置ける収納家具。           和モダン家具には色々なタイプがあるけど、 キッチンボードは見た事がなく、作るのも初めて。 作っていて、完成が楽しみな作品でした。 納品時、キッチンの明るい感じに白い家具が違和感なく、合っていていい感じでした。 制作依頼ありがとうございました。新たな気づきがいくつもあった作品でした。...

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賽銭箱

とある神社から賽銭箱の注文がありました。 これまにない依頼でしたが、有難い注文なので是非とお受けしました。 材は、米松で中の板は杉を使っています。 神殿に合うようにと重厚な作りにしています。(簡単に持つ運べないようにする意図も)                     裏面は、賽銭が取れるように引出し式になってます。                       意外と手こずったのが、賽銭の投入口の角度。 角度が緩いとスムーズに硬貨が下に行ってくれないので角度はやや急に。 入れた紙幣が上から取られないように、人の手が入らないように桟の感覚を割り振っています。                         たまにだけど、色々方面の方から注文が頂くことがあります。 出来ないこともあるけど、作った事が無い物を作るのはとても経験値が増える。 これでまた一つ経験できました。 ご注文ありがとうございました。  ...

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祖父母のダイニングテーブル

祖父母のためのダイニングテーブル。どんなもんでもいいから作ってもらえんかなと注文を頂きました。 長い事こと二人暮らしの祖父母。 年に何度かは、子供や孫が集まって賑やかになる。 日々に必要なサイズは、小さめで充分と思うけど、人が集まったとき用に 大きめのダイニングテーブルを作る事に。 デザインはもちろんお任せで、簡単にできるものでいいからと何度も言われました。 本心は、安い既成品のテーブルでもいいのに、孫の私のためにわざわざ注文をくれた事がまる分かり、 そんな有難い注文を簡単な物でいいわけがなく、祖父母や親戚が喜ぶ物にしようと考えました。                       天板は、タモの板を剥いで四方を縁留めしています。 脚本には、少し個性を持たせて、天板と脚を浮かせたデザインにしています。 軽い感じのダイニングテーブルになりました。                   納品時に、「次回親戚の集まったときに自慢するわ」と喜んでくれました。 ※家の中での撮影がNGだったので、外での撮影です。...

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