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FURUSU-古巣家具 | 文化財の話
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江戸時代の格子戸 修復

文化財に指定されいる建物の格子戸。 今から300年ほど前に作られたもので、年期の入れようがすごい。 第一印象は「これ直すの?本当に直るの?」 要となるホゾはちぎれていたり、ユルユルな状態。 なので少し揺さぶると建具がグラグラと動く、踊りだす感じ。 文化財の修復は「可能な限り元の形を残す」が鉄則。 部材一つとっても傷んでるところとそうでない箇所があり、使える箇所があればそこを残した状態にするので パーツ一つ一つを継加工するのがほんと大変。 まずは、本体を分解してパーツに分けます。壊れないようにそっと。 パーツに分けたら、傷んでるところを新しい材に継いでいきます。 色んな継ぎ方になったので、紹介します。 痛み具合や、荷重の負荷によって継ぐ型を工夫して作ります。 一つのパーツに2か所継ぐこともあります。 組み直すまでのパーツ修繕までが長い。 江戸時代に職人さんの仕事に触れられるので、為になることも多く、 昔の人の技術の高さは、ほんとすごい、脱帽です。  ...

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文化財の修復工事

文化財の仕事がいよいよスタート。 これまで、何度か文化財に認定された仕事はこなしてきてが、 今回はこれまでとは、ちょっとスケールが違う。 全修復という形で、解体後に、再度すべて修復して立て直すというもの。 江戸時代に建てられた民家で、建具の枚数がかなりある。 完成までは、数年先。期間を分けて少しずつ修復していきます。 文化財は普段の作るとは違って、新しくするのではなく 元の物を忠実に作り直して残すという作業になるから、かなり時間がかかる。 長い道のりが、いよいよ始まった。 先ずは、土戸(蔵によく使われている開戸)の修繕から。 土が取れた骨組の状態。 グスグスで、強度がない。分解して強度を持たせます。 木舞と縄を取っていきます。 取るにも一苦労、使える木舞や縄は保管して、再度使用せよとのこと。 土を塗るから骨組は見えない。けど、文化財は元の形を残す仕事。 見えないからと言って妥協は駄目なんです、元の作り同じに。 次に分解、ホゾが切れないように注意。 この時に出た釘も残して、使えるものは再度使い回します。 組みなおす時に、元の位置が分かるようにマスキングテープで印、 こうしておかないと、元の形が再現できなくなります。 材木が腐って強度が保てない箇所は継木します。 一か所継木するだけで、あっという間に時間が過ぎてしまう。 新品ならすぐに完成してるのに、なんて気持ちがめげそうになりながらも、 確実に一歩一歩と進んでいきます。ホゾはもちろんオリジナルと同じ地獄ホゾで。 負荷がかかる箇所や、材木の状態などみて、継木の加工方法を それぞれ工夫して直していきます。上の画像は蟻継。 部材を修復して組み立てです。よしよし、強度があるぞ。 次に左官屋さんにバトンタッチ、土を塗る工程に進みます。 今回は7枚の土戸修復ですが、かなりの時間を費やしてしまった。 まだ慣れたない作業、でも経験を積めばもっと早くできるようになる。 大変な仕事だけど、やりがいはすごいある。 数年先の完成まで、頑張ります。...

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